リースのしくみ 基本編
ブログオープンからリース審査のことばかりを書いていました。
肝心の「 リースって何?」
について今回は記事にしたいと思います。
リース契約のポイントは
・お客様が欲しい物件を、リース会社が買って、お客様に貸す。
・お客様はリース会社に賃貸借の使用料金にあたる 『リース料」を支払う。
この2つです。
ローンに慣れていると、複雑な感じがしますよね。
そもそも、リースは、法人の経営上メリットがある契約ですので
個人にはいままであまりなじみがないかもしれません。
法人がリースを利用するメリットは
1.資金を効率よく運用できます。
多額の初期投資が不要です。
2.機械設備の陳腐化が軽減できます。
機械設備の陳腐化を考慮し、経済的な耐用年数に合わせたリース期間を設定できます。
3.金利変動リスクが回避できます。
リース料は固定のため、月々のお支払い額が平準化でき、金利変動リスクが回避できます。
4.借入枠を温存できます。
金融機関からの借入枠はそのまま温存できますので、100%別枠の資金として調達いただけます。
5.設備の管理事務負担を軽減できます。
購入手続き、固定資産の申請、経理事務の負担、設備維持などの必要がありません。
これが、個人契約になった場合もやはりメリットが多いですよね!
さて、オートリース契約でローンにはない、注意する部分も書いておきますね。
【リース契約で気をつけること】
(1)契約の種類が2つあります。
●オープンエンド
オープン・エンド契約とは、自動車リース契約時にオリコオートリースが設定する残存価格をお客さまに明示し、リース契約満了時に残存価格と査定価格との差額を精算する契約です。
●クローズエンド
クローズド・エンド契約とは、リース会社が設定する残存価格をお客さまに明示せず、差額精算を行わない契約です。ただし、以下の費用等はお客さまのご負担となります。
一見すると、クローズエンドの方が得なような気がしますが
クローズエンドの場合は、以下のような側面があります。
・リース契約終了時に自分の車にすることができない(必ず返却)
・返却時の残価により売却損が発生しないように、オープンエンドよりリース料が高い
どちらで契約するかは、かならず確認します。
(2)途中解約ができない
リース契約は、基本的に解約ができません。
転勤など環境変化が多い方には不向きかもしれません。
(3)場合によっては、残価調整がある
上記(1)の理由で、実際の残価との調整や、契約の走行距離との差額など調整が入る場合があります。
(4)事故にあった場合
全損事故などの場合は、そのままリース契約を継続することができなくなりますので、中途解約金を支払い契約終了となります。
また、軽度のキズや部分損傷はお客様のご負担で修理していただきます。
万が一のために車両保険に加入することをお勧めいたします。
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